幻聴が聞こえたら

先祖供養と心の病について

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2006年1月3日
2009年2月4日 修正

 先日、真言宗の住職である、萩原玄明氏が執筆された『精神病は病気ではない』(ハート出版)という本を読む機会がありました。この本の中に、私たちが精神病になる原因と、その治療方法(先祖供養)についての記述を見る事ができます。私なぞが読んでも、とても勉強になる内容でしたが、とりわけ、先祖を供養するために実践すべきプロセスについて触れられており、それが、私にとっては非常に印象深く、また、意味のある内容である様に感じられたのでした。

 そこで、同書における精神病の主な原因と、その解決策としての先祖供養について、簡潔にまとめたいと思います。大部分において同書を基礎とし、一部、修正・加筆しました。

 ところで、私は、お金をかけずに自ら実践する事のできる治療法はないかと、その様な前提を念頭に置いて書いています(もちろん、専門家の指導を受けながら治療していくことが大切です)。例えば、幼い頃に受けた心の傷が原因で、精神的に不安定(神経症)な状態に陥っているのであれば、インナーチャイルドのワークを定期的に実行していくことが有効である様に感じますし、あるいは、肩こりや腰痛、運動不足に悩まされているのであれば、自彊術という健康体操を実践する事により、好ましい効果がある事を確認しています。

 それに対して、精神病の治療を自分で行う事ができるかというと、、難しい部分があるように感じられます。その様な病気になった本人の、心の有り様は大変なものだからです。すると、当然、家族や親類の親身になった援助が必要なのであり、最低でも、両親の援助は必要となるのではないでしょうか。しかし、両親の援助がどうしても得られないケースもあるかと思います。その様な場合においても、本書で紹介している霊界通信から自然の法則を学んでいく事により、徐々に心境を高くしていく事ができます。そして、本人の心境が高くなると、それに伴い、低い霊に感応する事がなくなり、その様な霊に苦しめられる機会が少なくなっていきます。

 それでは、「私たちが精神病になる主な原因と時期」、「先祖を供養するために必要なプロセス」についてふれていきます。


私たちが精神病になる主な原因と時期

①利己的・唯物論的傾向の弊害
 心の豊かさや助け合いの精神を失い、合理性・経済性を優先させて来た現代人のおごり高ぶった生活態度に依る部分が大きい。核家族化・物質崇拝などの影響もあり祖先との絆が薄れていき、先祖の怒りを招いたため。

②新興宗教団体へののめり込み
 現在まで連綿と続いて来た先祖との縁を切り、教義に偏りのある新興宗教団体に入信するこにより、先祖霊の怒りを招いた。そして、新興宗教団体信者が亡くなった場合、子どもたち(子孫)にも迷惑をかけることになる。霊的な真理とはかけ離れた、誤った教義・死生観に固執することにより、死後に成仏することができなくなるため。C.A. ウィックランド [著]『精神科医ウィックランド博士の迷える霊との対話』においては、ウィックランド博士が行った降霊会において、死してなお、誤った教義・死生観に固執することにより、成仏できない霊が何度も現れている。
 また、新興宗教団体における、面白半分の座禅や瞑想、神仏への利己的なお願いは、本人を低級霊と感応させることになる。

③就職・受験・入学・転校など、人生の転機
  緊張、ストレスによる精神疲労・精神衰弱が、未成仏霊による憑依の機会を生じさせるため。

④祖父母・父母・伯父伯母などの近親者が亡くなってから間もなく
 近親者である故人の、生前の誤った信仰への執着、後悔、思い残しなどにより、死後も地上界に縛り付けられ、未成仏霊となり苦しみ続けることに依る。

⑤故人の命日、特に何回忌の当日またはその前後
 故人が、自分の存在を子孫・縁者に気付いてもらいたいために憑依する。思い残した事、子孫の生活態度などについて、子孫・縁者に対して、何かを訴えかけたいため。


先祖を供養するために必要なプロセス

① 自分の両親の家系を可能な限り調べる。具体的には、父・母方双方の、亡くなったご先祖様の氏名、生年月日、没年月日、故人が亡くなった当時の状況、心情、信仰など。既に別れた先妻の家系なども含めて。

② 供養する日時を決め、一人づつ供養していく。例えば、ある月末には誰々という一人の縁のある故人、翌月末にはまた別の一人の故人、という様に、一回の供養で一人の故人を供養する。反対に、決して、誰々家代々御先祖様、という風に一纏めにしての供養はしない。

③ 当日は、死者にお供えする食物を用意し、縁者が集まり(集まらなければ一人で)供養する。

④ 供養とは、死者へ思いやりの気持を伝えること。形式は重要ではなく、人間同士の言葉でよいので、故人に優しく語りかけていく。今まで故人をほったらかしに来てしまったのであれば、心からのお詫びを述べ、故人が後悔していること、思い残していることが判っていれば、自分が代わりに解決してあげる。

⑤ 語りかけにより、故人の死への自覚をうながす。例えば、当時どういうことがあり、いつ、どこで亡くなられたのですよ、という語りかけ。

⑥ 定期的に、同様の供養を行う。それと平行して、同じ誤りを繰り返さないために自らの利己的・唯物論的な生活態度を省み、思いやりの心を持ち、自然の法則に従った生活態度に改める。「自分がして欲しいと思うことを人にしてあげる」利他心を持った生活態度が理想的。

 本記事は以上です。家族や親類が皆健康であったとしても、先祖供養は行っていきたいものです。


[参考図書]
萩原玄明[著]『精神病は病気ではない』(ハート出版)
ジョン・ブラッドショー[著]『インナーチャイルド―本当のあなたを取り戻す方法』(NHK出版)
池見酉次郎[著]『自彊術入門―1日15分、31の動作で心と体が強くなる』(ゴマブックス)
C.A. ウィックランド [著]『精神科医ウィックランド博士の迷える霊との対話―精神病を除霊で治した医師の30年』(ハート出版)
アン ドゥーリー [著]『シルバーバーチの霊訓〈1〉』(潮文社)