幻聴が聞こえたら

質の高い休息が妨げられる原因と解決方法について


 同書においては、安眠を妨げる様々な原因とその解決方法について記されられています。質のよい休息をとれないことが病気になりやすい状態につながり、反対に、質の高い休息・深い睡眠は治癒につながっており、病気を食い止めることにつながるのだそうです。以下、「十二章 活動と休息」から、安眠の工夫に関する部分を簡潔にまとめました。

原因○カフェイン飲料(コーヒー・茶類・コーラなど)、エフェドリン(ダイエット用補助食品に含まれる)、エフェドリン系物質のうっ血除去剤(風邪ぐすりに含まれる)、フェニルプロパノラミン(食欲抑制剤に使われる)などの興奮性の薬物の摂取
解決○上記の物質を生活から追放する(日中に摂取しても、興奮性の薬物は夜の睡眠を妨げる)

原因○夜眠れないので鎮静剤を常用している
解決○鎮静剤は中枢神経の働きを衰えさせ、嗜癖性があり、レム睡眠を妨げ(夢を見ることは健康に必要)質の高い睡眠を取れなくする。だから、毎晩飲むのは賢明でない。著者が紹介する最も安全な鎮静剤は、バレリアン(ヨーロッパ産の植物の根からつくる)と、メラトニン(非嗜癖性・非抑圧的な睡眠サイクル調整剤)。深夜になっても目が冴えて眠れない向きは、メラトニンを飲むことにより自然な深い眠りが得られる可能性あり

原因○からだがきつくて眠れない、起きられない
解決○マットレスを替えてみる。手技を行なうオステオパシー医(またはカイロプラクター)の調整を受けてみる。就寝前にぬるめの風呂にゆっくり入り、生薬の筋弛緩剤ホップを摂取(就寝前の2カプセルが定量)する

原因○騒音がうるさくて眠れない
解決○騒音を遮断し心を静める効果があるホワイトノイズ発生器、騒音を打ち消すヘッドホン式装置を購入する

原因○心がざわめいて眠れない
解決○本を読むことにより自然に眠りにつける場合が多い。意識を呼吸に集中し注意を思考からそらす




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